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とっても多読です。読んだ本の記録を残したくてブログを作りました。

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Author:ちょび
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主にミステリーです。
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The Brass Verdict
久しぶりのマイケル・コナリー。
”怒りの評決”とでもいたしましょうか。
リンカーン・ロイヤーの続編ですね。
Mickey Haller復活。LAらしくハリウッドセレブがらみ。
最初の殺しは、セレブ事件担当の弁護士。彼の代役にHallerが選らばれ、調べを続けるうちに・・・

法廷ものを作っているのに、中身は殺人事件を追っている。
事件そのものはやっぱり黒幕がビックリするような人物で、Hallerも殺されかけるし、スリル満点。
展開も早い。法廷シーンもなかなかの緊迫感。わき役もしっかり書きこまれ、良い出来であった。
そしてBoschとHallerが本作で初めて出会うのだが、今回はHaller側の物語だった。
続きがあるような、ないような、微妙な終わり方をされた。この二人で次はあるのだろうか。

コナリーも少し年をとったのかもしれないと思う。LAの描き方に微妙な寂寥感を感じる。
どの作品だったか、ここではだれもが通りすがり、と誰かに言わせていた。
そうなのかもしれないね。LAだけでなく。いまどき、どこでもいつでも、誰もが通りすがり。

在庫が尽きた。何かさがそう。
brass

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THE FRONT
暑いのと疲れたのとで長いのが読めそうになくて、軽いこの本を。
邦題は”前線”、そのままだねえ。
At Riskの続編、ガラーノが主役。
古い50年前の殺人事件の捜査を再開したWin。
これといった盛り上がりもなく、なんとなく事件は解決する。
検事Lamontの野心と孤独とか、いろいろ出ては来るのだけど。
醜い権力争いもちらちらと。テロ後のアメリカの暗さもどんよりと。
もはや夢の国ではなくて、チャンスがあれば他へ行きたいなどと語らせる。

検視官シリーズに比べると軽い。まるで1時間ドラマの脚本のようだ。
文体も軽い。cut-to-bone styleというが。
ケータイ小説のようだ。微妙だなあ。

短編〜中編的長さの小説、古い証拠を新しく分析して、きれいに事件を解決して見せて、さすがだけど。
もう何作か出て、まとめて読まないと評価できないかも。

次は久し振り、マイケル・コナリーを。どうも法廷ものらしい。。。長いぞ。
front

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Hard FROST
ついつい続けざまにフロスト。
Please to remember
The fifth of November
Gunpowder Treason and Plot

Dentonはまた冬。
Guy Fawkes Dayの11月です。
ガイ・フォークスっていってもなかなかこの国では分かってもらえませんが。。
昔々の英国でのテロ未遂事件ですね。
いまでは子供たちが花火であそび、人形を作って焼いたりする。
これもいかがなものかと思うのですが〜〜〜。火あぶりの再現でしょ?
それはさておき。
子供の失踪事件。それに先立つ子供の殺人事件。
郊外の一家惨殺。市内の死体遺棄事件。とこれまた盛りだくさん。

相変わらずのフロスト警部は直観だよりでかなりはずしまくり、このままでは事件は迷宮入りかも。
犯人(疑)はかなりのスマートガイであるから、なかなかしっぽが出ない。
フロストも凍てつく泥川捜索は率先してやるし。もしかしたらいい上司かも?
柄にもなく、このなんと下品な作品でじわっとくるところが何箇所かあり、ややびっくり。

長い作品です。文章も細かいし、ジョークも効いてるから読むのに時間がかかりました。
今米語を読んでますが、以上に簡単ですなあ。
そろそろ普通の文学も読んでみますかねえ。
邦題は”フロスト気質”。ちなみに私はガイフォークスの歌は"remember, remember, the fifth of November"という方のヴァージョンで歌っていたみたい。
fr

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winter frost
フロスト警部シリーズ。
Dentonはいつも冬〜〜。
事件は2つ。
幼女連続失踪事件と、娼婦連続殺人事件。
同時に交錯するから時間をあけるとわからなくなる。。。
しかしフロスト節は全開で、キレのいいタッチの展開で、笑いも満載。
フロストの直観捜査は毎回お決まりのように行き詰まり、部下たちはへまをしまくる。
キレ者の女性刑事は出世欲満々で、最後の展開は若干予想がついた。
しかし、いくつも伏線を忍ばせ、迷路に迷い込ませ、さすがのWingfieldでした。

結論を知るなら、最後の10ページ、だけでいいんだけど。。
でも全部読んでいないとつじつまが合わないし。。。
寒い寒い冬のDentonのはずなのに、フロストと走り回ったせいか息切れして読み終わり。
たくさんの殺しがあったのに、なぜか微妙に読後感はさわやか。
これがフロストの素敵なところ。。
killingfrost

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The Black Book
リーバス5作目、のthe black book。
邦訳はあるかな??知らない。。
北海に臨む崖の上、後々の伏線となる事件が起きる。
そして。エディンバラではリーバスの部下が何者かに襲われ、瀕死の重傷。
別件で謎の傷害事件が起き、被害者はなぜか逃走し、古い火災での死亡事件がcold caseとしてよみがえってくる。
複雑に絡まった糸は、エディンバラ闇社会を牛耳るボス、Caffertyを芯として固くほどけないように見えたたが。。。
リーバスの周りの人物がかなり個性を出してきて、シリーズとして充実してきたと思う一作。
the black bookはどのノートのことだったのだろう。
Brianのメモか。と思わせつつ、あと2冊の黒いノートが出てくる。
Caffertyは、リーバスの宿敵だけど、実にサイコな殺人者なのだ。最後の方のヴァイオレントなシーンは、とてもとても危なくて、映像にしてみたいという欲望に駆られる。レクター博士のシリーズに出てくる養豚農場での殺戮シーンとよく似た発想だが、ここではあくまで人間の闇が描かれる。
面白い作品だった。blackbook

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LET IT BLEED
ダーティーハリー系アクションで幕が開ける本作は、寒い寒いエディンバラの冬。
町の有力者の娘が誘拐された?狂言か?
実行犯??のおばかな若者が死んで第一幕は終わり。
無関係?な出所したての末期がんが自殺?して第2幕が終わり。
すごく怪しかった奴がなぜか遠い町で刺殺され、第3幕の幕が上がる。
スコットランドの産業開発に関わる巨大組織がからんできて、た〜〜〜くさんの略語が出てくる。
だんだんこれはあの略だなとわかってくる。
リーバスも略語に翻弄され、ムカついてる。
サマンサまでが、何も知らずに巻き込まれ、そしてなんだか疲れて怒れないリーバスがいる。
God, he felt tired.

リーバスは“社会派”だ。”火サス系”ではない。
決着は時に”玉虫色”になり、釈然としない。
これが古い古いエディンバラ、油断すると現代から取り残される、常にイングランドに勝つことのできないスコットランドの宿命か。
そして、町を見下ろす丘の途中で振り返るのだ。
And saw nothing he hadn't seen before.

あくまでハードロックな一作である。
letitbleed

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IN PURSUIT OF THE PROPER SINNER
リンリー警部とバーバラ・ヘイバースのコンビでの第10作目になる。
ダービーシャーのnine sisters hengeという神秘的な場所(ストーンサークルですね)で、若い男女の惨殺死体が発見される。
被害者の女性の方はニコラ、リンリーの昔の上司の娘。男の子はテリー。一見無関係に見える二人の被害者。
伏線はもちろん、冒頭にありました。
How sharper than a serpent’ tooth it is 
To have a thankless child!

リア王からの引用で始まる物語です。冒頭で曲を書けなくなったミュージカルプロデューサーが自殺するのです。これが、すべての悲劇のはじまりであり、防ぐことのできなかった最後の悲劇でありました。

若い世代の身勝手さや愚かさ、奔放さ。
一方で警察組織内部のもろもろもごちゃごちゃと出てくるし、多民族化する英国と、多様化する価値観が交錯する。それと、ダービーシャーの自然がなんとも変化しない美しさであることが対比的で考えさせられる。
バーバラはちょいと窓際扱い。作者もこの難しい性格のアラサー刑事をやや扱いかねている節あり。
長い作品です。本格ミステリーですが、相変わらず動機は家庭にあり、の火サス的展開でありました。
pursuit

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Night Frost
デントンの雪の11月。インフルエンザ。
とっても人事とは思えない状況の中、連続老女殺人事件が勃発する。
そうなんです。インフルエンザが流行り始めたときは、かかってしまったほうが楽♪
あ〜〜〜〜くやしい。わたしはいつも健康で最後まで砦を守る側。
今年も3人の医者を病棟から叩き出し、医療安全部から事情聴取を受けまくり、(先生、なんで○×先生は熱出てないのに調べたんですか?>>怪しかったからだよ!!)
いつか必ず病欠してやる。

それはさておき、今回はそんなダブルシフト体制のデントン市警での少女誘拐に始まる悪夢の1週間のお話。フロスト警部、相変わらず下品だけれども、妙に勘が冴えている。
上司に歯向かい、部下をこき使い、まったくもって最低最悪の刑事なのに。。
今回の犯人は、途中でフロストとほぼ同時に読めたけれども、相当最初のほうにヒントがあって、これまた悔しいですなあ。
少しだけ、心理背景の描写がやっぱり一時代かな、と思いますが、ラストシーンなんて、まさに手に汗握るとはこのこと。最後の3ページも、また脅かして〜〜〜って感じで、面白い。

インフルエンザは下火になりました。これからはまたノロ胃腸炎の気配。
無菌病棟にとっては地獄の冬が続きます。
nightfrost


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Strip Jack
リーバス警部シリーズ。やめられないなあ。1992年の作品です。
今回はエディンバラの議員さんの不祥事に始まり、彼の妻が死体で発見される。
さて犯人は?目的は?
大学神学教授の古書コレクション盗難事件なんかも絡んだりして、事件は二転三転。

strip Jack nakedは、カードゲームの一つで、一枚ずつカードを出して、強いカードを持った人がその場のカードを手に入れる、最後に一人がすべてのカードを手に入れると勝利、というとっても簡単なゲームで、よく子供たちがやっています。
beggar my neighbourともいいます。
このゲームと呼び名は議員の仲間たちの呼び名で出てくる、いわばキーワードですね。
で、議員さんのお名前がMr.Jackです。
リーバス、彼女も出来てちょっと幸せ。でも相変わらずの暴れん坊将軍。
彼、もしかしてダーティハリー系?

ラストシーンで、別荘が炎上するのですが、BGMはpaint it black.
この作品あんまり音楽ネタが出てこなかったけど、この数ページで盛り上がりました。
面白かった。
stripjack

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Frost at Christmas
おやおや。暫く放置。。
毎年10月は全く身動きが取れないので、本は読めない。
11月になってやっと積んであったコレクションからこれをおもむろに。
Wingfieldは寡作な人でしたが、今年の春に亡くなってしまったので、フロスト警部の作品は死後に発表されたKilling Frostが遺作となってしまいました。
フロスト警部はBBCのドラマで見た人もいるかもしれません。変な奴です。わがままだし、こんなひとと仕事したくありません。書類は書かないし、期限は守れないし、セクハラ全開だし、わたしが上司ならこいつは首にする。こいつが上司なら訴えてやる。そんな素敵な人柄であるが、しかし。何故か事件に対する嗅覚は鋭い。。。

読んでいて面白い本です。ちょっとした言い回しとか、人々の振り回される様子とか、寒〜〜〜〜いロンドンの冬とか。
ロンドンから車で1時間ほどの距離にあるDenton市警察。慢性的人手不足と硬直した人事と縁故採用と不景気と悪天候と麻薬と差別。どれだけお先真っ暗なんだか。。でもフロスト氏は、愛妻を癌で亡くしたばかりにもかかわらず、ほかにすることも無くワーカホリックで、下品なジョークを飛ばして煙たがられながらも寂しい殺しを解決する。ちょっとしたジョークや言い回しはやっぱり日本語にするのは無理だから、これは原書をお勧めする。ゆっくり味わいながら読むととても楽しい。
事件は古い古い銀行強盗事件と、少女の誘拐。ミステリーとしては古典的。プロットは目新しくは無いが、なにより文章力があり、作品として優れている。ミステリーとしても、かなり最後まで犯人は読めず、古い事件も釈然としない。最後数ページまでじっくり読まないといけない。
読後感は大冒険をした後みたい。
frost1

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